古代出雲の歴史を感じさせてくれる島根県産シデライトの原石

こんばんは。
1年振りに中学生の息子とキャッチボールをしたら早すぎて球が見えなかったサルオです。

すいません。
それは大袈裟ですが、信じられないくらい成長しててビックリしました。
遠投しても僕は息子の半分くらいの距離しか投げれないんですよ。
僕の衰えもありますけど、子供の成長を感じた週末でした。

そんな息子も出雲市の大会で敗退してしまったため島根県大会に参加できずに中学野球は引退。。。

せめて鉱物くらいは出雲市から飛び出してみよう、ということで島根県で産出される石を紹介させて頂きます。

おっと大事なことをお伝えし忘れておりました。
オンラインショップ「アナヒータスタイル」では本日6月10日よりセールを開始しております。
10,000円以上の原石が50%OFFとなっておりますので、是非ともごご覧頂けると喜びます。
もちろん本日紹介する島根県産シデライトの原石も50%OFFですよ。

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山陰の小京都として知られる島根県津和野町。
その笹々谷鉱山で採掘されたシデライトです。

笹々谷鉱山は古くから銅を主たる産物とした鉱山で、江戸時代には少量の銀の採れていたそうです。
明治に入り再び銅を採掘し、1971年に閉山になるまで稼動していたとされています。
地質学としては、黄銅鉱や黄鉄鉱、石英や方解石などの脈もあったとされています。

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シデライトはビーズやアクセサリーに加工されることはほとんどないと思うので耳馴染みのない鉱物かも知れません。
シデライトの鉱物データは以下の通りです。

和名:菱鉄鉱
成分:FeCO3
硬度:3.5~4.5

ロードクロサイト(インカローズ)の和名「菱マンガン鉱」にそっくりですよね。
そうです。
シデライトは「鉄」、ロードクロサイトは「マンガン」という違いだけで、この両者は同じグループの鉱物なのです。

そして、そのグループの名前はカルサイトグループ。
カルサイトグループの関係はこのようになっております。

つまり、シデライトは鉄を主成分としたカルサイトグループの鉱物です。

ちなみに、全てが全てシデライトかというとそうではございません。
例えばこの部分を見て下さい。

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無色透明な六角柱の結晶の周りを黒茶色をした細かい結晶が覆っているのが分かります。
この黒茶色をした部分がシデライト。
真ん中の無色透明なものは、おそらく水晶ではないか思われます。

結晶の形がいかにも水晶ですし、ある程度確信をもって試したのですが、
釘で無色透明部分をこすってみても結晶に傷ひとつつけることは出来ませんでした。

釘の硬度は5くらいなので、シデライトに傷をつけることは出来ますが、硬度7の水晶には傷をつけることは出来ません。
そういったこともあり、水晶ではないかと推測しております。

また、この原石をひっくり返すと・・・


このようになっており、拡大すると


なにやら虹色に光るものを見つけました。

これは何でしょうか?
ヒントはこのシデライトが産出された鉱山の説明にあります。

そうです。

「笹々谷鉱山は古くから銅を主たる産物とした鉱山で、江戸時代には少量の銀の採れていたそうです。
明治に入り再び銅を採掘し、1971年に閉山になるまで稼動していたとされています。
地質学としては、黄銅鉱や黄鉄鉱、石英や方解石などの脈もあったとされています。」

つまり、黄鉄鉱、もしくは黄銅鉱がこの部分に少量混ざっているように見えます。

余談ながら、遡ること弥生時代
「製鉄技術をもった渡来人が島根県に住み着いた理由は鉄が豊富に産出されるから」
らしいです。

つまり弥生時代から島根県の方では鉄がとれると知られていたんですね。

そんな古代出雲(正確にいうと笹々谷鉱山のあった津和野町は石見ですが)のロマンを感じさせてくれる原石ですよ。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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