ブルーグリーンカイヤナイト出雲型勾玉



非常に珍しいグリーンカラーのカイヤナイト

カイヤナイトの和名は藍晶石(らんしょうせき)。藍を冠するこの名前からも分かるように インディゴライトブルーをイメージする鉱物です。
そのなかでも、今回勾玉をおつくりしたようなややグリーンを帯びたブルーグリーンカイヤナイトは、非常に珍しい存在です。


※動画はブルーグリーンカイヤナイトHCを参考に撮影しております。

職人泣かせの加工の難しさ

今回使用したカイヤナイトは全て、柱状の単結晶になった原石を使用。 カイヤナイトの結晶は、その柱に交差する方向では硬度7.5、柱と並行する方向では硬度4と、同じ結晶の中でも削る方向によって極端に硬度が異なる 「二硬性(にこうせい)」を持っています。
さらに硬度だけでなく「へき開性」も、結晶の方向によって異なります。
柱に平行な方向に完全なへき開性があり、柱と交差する方向はやや不完全なへき開性となっております。 
※へき開性…割れやすさ、剥離しやすさ
強度向上の含浸処理は行っておりますが、強い衝撃にはお気をつけ下さい。

この二つの性質により、勾玉への加工は非常に難航しました。 一部、平らな面や角ばった面が見られるのも、カイヤナイトの特徴としてご理解頂けますと幸いです。
色の珍しさ、加工の難しさとあいまって、非常に稀少な勾玉となりました。
また、そういった特有のへき開面をもつからこそ、石の表面が光の反射できらきらと輝いてくれるのがカイヤナイトの魅力でもあります。
また、今回の原石はマイカ(雲母)やヘマタイト・スピネル・ガーネットなど、多くの鉱物が共生している部分もあり、それも見ごたえのひとつです。



※画像はイメージです


※10月17日(木)20時より販売予定でございます。

ブルーグリーンカイヤナイトHC


ブルーグリーンカイヤナイト


ブルーグリーンカイヤナイトB